会長挨拶



ご挨拶

炭素繊維協会は1978年に炭素繊維懇話会として発足以来、炭素繊維産業の健全な発展のために様々な活動を続けて参りました。昨年度は炭素繊維が「地球温暖化防止と環境保全」に貢献する材料であることを広く知って頂くために、経済産業省の補助事業であるリサイクル実証実験や、ライフサイクル全体を通じての環境負荷低減効果を検証したLCA(Life Cycle Assessment)のデータ収集作業、REACH規制に関する共同見解の作成、を行なって参りました。

2020年までに温暖化ガス大幅削減、2050年までに半減、という国際的公約が重みを増し、主要国がグリーン・ニューディール政策による環境立国を目指す中で、風力発電を始めとする再生可能エネルギーの普及と、燃費効率を改善し温暖化ガス排出量を抑えたエコカー、航空機、鉄道車両等の環境輸送対策手段の導入が加速され、「軽くて強い」炭素繊維の本格的需要拡大が見込まれています。

当協会は、こうした移動体やエネルギー分野での用途拡大の動きに先駆けて、新年度はこれまで以上に協会内の各委員会活動と関係各所との連携を通じて、
「省エネと環境保全に優れ、循環型(リサイクル)社会に貢献する材料」としての炭素繊維の価値を高め、その普及に努めてゆく所存です。

炭素繊維協会
会長 鎌原正直