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統計部会

2022年の炭素繊維出荷動向(統計部会活動報告)

●活動報告

 2022年分について統計資料を集約し、集計表として公開した。

●炭素繊維の出荷動向

 2022年の炭素繊維出荷量は前年比3.9%増の24,853トンと2年連続で増加し、新型コロナウィルスの影響を受けない2019年と同水準に回復した。過去5年間の増減推移は下記の通り。また、期中では上半期は前年同期を上回ったが、下半期は減少に転じた。

出荷量伸び率の推移

2018年
(H30)
2019年
(H31・R元)
2020年
(R2)
2021年
(R3)
2022年
(R4)
伸び率(%) 19.2 0.5 ▲17.0 15.9 3.9

出荷量の推移(トン/年)

●分野別の出荷動向

 分野別でみると輸出が前年比5.0%増加したのに対し、国内が2.5%減少した。輸出では産業用が7.9%増加したが、スポーツ用が4.7%減少した。航空宇宙は前年比54.4%増だがコロナ以前の水準には至っていない。国内では航空宇宙(10.5%減)、産業用(1.6%減)が減少、スポーツが横ばい(0.1%減)となった。
輸出比率は85.7%と前年から0.9ポイント上昇した。